所在地
新潟県加茂市
主な受賞歴
- 全国花火競技大会(大曲の花火)
- 2018年/10号玉自由玉の部 準優勝、昼花火の部 準優勝
- 2017年/昼花火の部 準優勝
主な担当花火大会
- 長岡花火/フェニックス(新潟煙火工業、阿部煙火工業、小千谷煙火興業の3社協同)
紹介
創業は大正初期
創業時には、絨毯の代用とされたほど丈夫な和紙である「渋紙」づくりを本業としていました。その渋紙が、花火の火薬をしめる玉張りに適していたことから、和紙づくりの傍ら、神社の祭事のための花火を作っていたのが、現在の打ち上げ花火製造業の基礎を築くことになりました。今では、花火の製造から、その打ち上げ作業までを一環とした事業を行なっております。
大玉の巨匠
正三尺玉では日本一の生産数を誇り、全国各地に三尺玉を出品しています。
- 昭和3年、埼玉県大宮市(当時は町)で2尺玉を打ち上げる
- 昭和45年(1970年)、片貝まつりにて3尺玉の打ち上げに成功
- 昭和57年(1982年)、片貝まつりにて3尺3寸玉の打ち上げに成功(当時、世界最大)
ホソヤエンタープライズの細谷圭二社長も、3尺玉が作りたくて弟子入り
花火と生きる 花火師細谷圭二が語る花火
もっと上を目指したくなって、うちではまだ作ったことがない三尺玉(直径90cm)をどうしても作りたくなったんです。そこで3尺玉の名人といわれる新潟県加茂市の阿部煙火工業(株)阿部正平氏に弟子入りをお願いした。花火大会で会うたびに、弟子入り志願しては断られ、それを数年繰り返した。花火の製造技術は門外不出。おいそれとは同業者の4代目を弟子にはしない。粘って粘ってやっとどうにか弟子にしてもらいました。
3年間新潟で修行しましたが、自社でやってた時の何倍も厳しかった。賞なんかもらって、どっかで天狗になっていたんでしょうけど、見事にその鼻をへし折られ、技と礼節をたたき込まれました。叩かれながら教わったというか、とても厳しかったですから。それも今思えば、ほんと親心でね、おかげさまで初心に返って一からやり直そうって目が覚めました。普通の人には教えてくれないようなことまで教わって、念願の二尺玉(直径60cm)、三尺玉の手ほどきを受けました。
歴代花火師
- 阿部正平
- 1991年11月、現代の名工に選ばれる(業界3人目)
- 当主:阿部正明
花火ファンとの接点
公式HP
なし
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